私がこのサイトで批判しているのは、神や聖書ではなく、組織です。それによって信仰が打ち砕かれると感じるのは、あなたの信仰が神へのものではなく組織へのものだからではありませんか。組織がそのように教えているので、そう感じるのも不思議ではありません。
エホバへの信仰、エホバが代弁者として用いておられる人々に対する信仰、そうですエホバの組織に対する信仰です！
「この戦いはあなた方のものではなく、神のものです」『ものみの塔』1984年7月1日号、15ページ
組織への批判と、組織の他の宗教への批判を比較してみてください。組織はカトリックやプロテスタントを批判していますが、それは信者の信仰を打ち砕くことを目的としているのですか。それとも、偽りを暴露することで神への真の信仰を回復することを目的としているのでしょうか。他者を批判する者は、批判を受ける覚悟が必要です。
あなた方が量り出しているその量りで、今度は人々があなた方に量り出してくれるのです
ルカ 6:38
信仰心がないから組織を批判しているのではなく、組織が偽りだから批判しているだけです。その偽りを暴露することが愛のない行動でしょうか。
ほかの宗教を批判する
人々の宗教信条や宗教上の慣行が間違っており、神に非とされるようなものであれば、偽りを暴露することによってその点に人々の注意を喚起するのは、愛のある行為です。イエスは当時の書士やパリサイ人の宗教上の慣行が間違っていることをはっきりと指摘し、彼らの宗教は無駄であると言われました。（マタイ 15:1-14; 23:2-32）神の名において行なわれている間違った宗教上の慣行を暴露し、断罪するのは神の言葉なのです。
「読者の声」『目ざめよ』1988年7月8日号、28ページ
確かに霊感商法などは行っていませんね。しかし、本当に金銭面でやましいところはないのでしょうか。出版物の配布を寄付制にしたのも税金対策だそうですが、(The Watchtower Way of Laundering Money (post-1990) 参照)一般証人にはそのような説明がなかったことを考えれば、決して組織が誠実だとは思いません。金銭面で清いかどうかを正確に判断するには、協会の財務内容を実際に調査してみる必要があります。元エホバの証人の私が依頼してもだめでしょうから、現役証人の方、ぜひ協会に財務内容を公開するよう依頼してみてください。
見落としてならないのは、たとえ金銭面で清くても他の罪が許される訳ではなく、真の組織である証明にもならないという点です。一般的には金銭に関するスキャンダルの方が悪いイメージがありますが、聖書的に言えば、神の権威を傘に、人間の思いつきにしかすぎないものを真理としてのべ伝えることは重大な罪です。
その統治体がこれまで度々教理を変更してきたのはなぜでしょうか。聖霊の導きなど無く、不完全な人間の知恵に頼っているからではないでしょうか。組織の教えは所詮人間の思いつきにすぎず、真理ではないということです。
こういう発想が出てくること自体、エホバの証人がいかにハルマゲドンへの恐怖を抱いているのかを如実に表しています。私は組織の教えが偽りであることを確信していますので、ハルマゲドンへの恐怖は一切持っていません。
強がりに聞こえますか。それでは、あなたはカトリックが教える地獄での永遠の責め苦を恐れていますか。永遠の責め苦は愛ある神と相容れない偽りの教えである、と確信していれば全く恐れを抱かないでしょう。「永遠の責め苦を否定しているのは、恐怖心から逃れるためだ」と言われたなら、どういう感情を抱きますか。「エホバの証人を批判するのは、ハルマゲドンを恐れているからだ」と言われた時に私が抱く感情とおそらく同じです。
あなたがハルマゲドンを恐れておられるのなら、なおのこと偽りの組織が出ることをおすすめします。
確かに一部の例外を除いて、良い人たちだと思います。ですから、私は一般の証人たちを批判してはいません。批判の対象としているのはものみの塔協会のみです。そして、良い人たちだからこそ、組織の間違いに気付いてほしいと願います。
他の人に自分と同じ目にあってほしくないからです。
たとえばどこが揚げ足取り、そして嘘なのでしょうか。具体的に指摘してみてください。