確かにエホバの証人の方々は、自分の知った良い情報を他の人にも伝えたいという純粋な動機で活動しておられると思います。
私が組織を批判するのも、ものみの塔協会が偽りの組織であることを明らかにすることで、被害者の増加を食い止めたいという純粋な動機からです。私の動機を疑っていただいても結構ですが、もし神がおられるのなら私の動機がどういうものか分かってくださると思います。
[神の見るところは]人の見るところと異なるからだ。人は目に見えるものを見るが、エホバは心がどうかを見るからだ。
サムエル第一 16:7
もちろん、良い動機で活動しているからといって、その活動が正しいとは限りません。
誠実で宗教に熱心であることは、神の是認を受けていることの保証とはなりません。サウロは熱心でしたし、良心に従って行動していましたが、それによってその言動が正しいものとされたわけではありません。その燃えるような熱心さは誤った方向に向けられていたのです。(ローマ10:2, 3と比較してください。)これにはわたしたちも考えさせられるはずです。
「なぜサウロはクリスチャンを迫害したのか」『ものみの塔』1999年6月15日号、30ページ
私はエホバの証人の方々の動機を疑おうとは思いません。しかし、ご自身が属しておられる組織が本当に真の組織なのか、ぜひ吟味していただきたいと思います。